業務内容も評価基準も社員と同じ。
現場体験を通して、留学生の活躍を後押し

会社概要

【人材サービス】

ユニバード株式かぶしき会社がいしゃ

設立年月日 2017年10月5日
住所 大阪府大阪市北区梅田2-2-2ヒルトンプラザウエスト19階
資本金 500万円
社員数 13名
URL https://uni-bird.com/
外国人材採用の有無 有り 2名(国籍:ネパール)
参加したインターン生 2名
・大阪バイオメディカル専門学校 2年生(ミャンマー)
・帝塚山大学 3年生(ベトナム)

TRY in OSAKA!
インターンシップスケジュール

  • 1日目

    1. 顔合わせとオリエンテーション(会社紹介、目的の共有)、留学生向けセミナーの企画立案

  • 2日目

    1. 留学生意識調査アンケートの作成、広報活動

  • 3日目

    1. アンケートデータの収集と成果の共有、新規事業の立案

  • 4日目

    1. アンケートデータの収集率向上の施策について話し合い、新規事業の立案

  • 5日目

    1. 新規事業に関するプレゼンテーション準備、最終発表

インターンシップ導入企業紹介

インターンシップ導入目的

留学生の活躍を支援しつつ、自社組織の学びにもつなげたい

インターンシップを導入しようと思ったきっかけを教えてください。

当社は、外国人材に対する日本企業への就職支援と、日本企業に対する外国人材採用・定着支援を手がける会社です。
創業の背景には、ネパール人留学生として来日した私自身が、日本での就職活動でなかなか内定を得られず苦労した実体験があります。日本は年々労働力人口の減少が進んでおり、外国人材の活躍がますます重要になる一方、企業側の受け入れ体制や理解が十分とはいえず、外国人材の採用が進みにくい状況が続いています。こうした現状を変えたいという思いから、外国人材に特化した人材紹介会社としてユニバードを立ち上げたのです。現在は日本人に加え、ネパール人2名を正社員として採用し、外国人材の視点も取り入れながらサービスを展開しています。

そんな当社では、創業以来毎年インターンシップを実施し、日本人だけでなく外国人留学生も参加しています。インターンシップの狙いは、実務体験を通じて当社で働くイメージを持ってもらうとともに、実践的なスキルを身につけることで、将来の進路やキャリアの選択肢を広げてもらうことにあります。特に、「TRY in OSAKA!」は将来日本での就労を希望している留学生を対象としているため、ビジネスマナーや仕事の進め方を伝えて日本企業で働くための基礎を学んでもらうことは、当社の「日本で活躍する外国人材を増やす」という目標にも合致していると考えました。

また、受け入れ側である当社にとっても、さまざまな文化的背景を持つインターン生との関わりや指導を通じて、新たな視点や気づきを得る貴重な機会となります。こうした経験は、社員一人ひとりの多様性への理解が深まり、組織全体の成長やサービスの質の向上につながると考えています。

左から
帝塚山大学 3年生 ドゥックさん(ベトナム)
ユニバード株式会社 代表 エンピ カンデル 氏
大阪バイオメディカル専門学校 2年生 チョさん(ミャンマー)

活動内容

社員と同じ業務を同じ基準で体験、実践的なスキルを身につける場に

どのようなインターンシップを行いましたか?

今回のインターンシップで取り組んでもらったのは、留学生向けセミナーの企画立案です。まず、過去に当社が実施したセミナーのプロモーション内容を振り返り、その分析を踏まえて留学生のニーズについて仮説を立てた上で、新たなセミナーを企画してもらいました。次にその仮説が実際のニーズと合致しているかを確かめるため、アンケート調査を実施することにしました。アンケートの作成から実施、データの集計、結果の分析まで、一連の工程をインターン生に任せました。最後は分析結果をもとに新規事業案の企画へとつなげ、社内向けに発表してもらいました。

これらの実習内容はいずれも、社員が普段行っている業務と変わりません。評価も学生だからと甘くせず、あくまでビジネス基準でフィードバックすることを心がけました。たとえインターンシップでも、社員と同じ業務を同じ基準で体験しなければ、日本で働くための実践的なスキルが身につかないと考えているからです。

なお今回は、「TRY in OSAKA!」のインターン生として対面で参加した2名に加え、それとは別に当社が独自で受け入れたインターン生が1名、東京からオンラインで参加しており、計3名でインターンシップを行いました。そのため、対面とオンラインが混在するハイブリッド形式での実施となり、インターン生にとってはグループワークが一層難しく感じられたと思いますが、現代のリアルな働き方を体験できる機会にもなったのではないかと考えています。

代表エンピ氏とインターン生による、真剣なディスカッションの様子。

インターンシップ導入後の変化と成果

5日間のインターンシップで見えた“社員とインターン生の相互成長、そして今後の展望”

インターンシップ導入後の変化や成果はありましたか?

インターンシップの前半から、社員の間では「新しい発見があった」という声が多く聞かれました。今回はミャンマー、ベトナムといった新たな国籍のインターン生を迎え、彼らと日々ディスカッションを重ねる中で、業務内容を説明した際に「どうしてこの手順を踏む必要があるのか」「なぜそこまで事前調整が必要なのか」といった質問が挙がる場面もありました。こうしたやり取りを通じて、日本の企業文化に由来する“暗黙の了解”が海外では必ずしも共有されていないことに気づき、これまで当たり前だと思っていた業務の進め方や提案の切り口について改めて考え直すきっかけになったようです。また、自分たちの説明が“前提の省略”に頼っていたことにも気づき、業務フローの整理や提案内容のロジックを見直す良い機会にもなりました。

もう一つの大きな成果は、インターン生自身の成長です。社員と同等レベルの業務を任せたため、決して簡単ではなかったはずですが、彼らは細かなフィードバックも素直に聞き入れ、すぐに改善へとつなげており、感銘を受けました。5日間を通して「考え、行動する」というサイクルを何度も繰り返した経験は、今後彼らがそれぞれの目標を実現するうえで必ず力になると思います。どの業界に進むとしても、自分のやりたいことを見つけ、思う存分活躍してほしいと願っています。

一方、今後インターン生として参加される皆さんにお伝えしておきたいのは、ビジネス日本語の大切さです。クライアントや取引先の信頼を得るには、日常会話だけでなく、ビジネスの場にふさわしい日本語の素養が不可欠です。純粋な業務スキルも大切ですが、日本語の勉強も継続してもらえればと思います。

当社は今後もインターン生の受け入れを続ける予定です。将来的にはオフィスワークだけでなく、外回りに同行してもらうことも検討しています。企業のお金が動くのは、お客様や取引先とのやりとりの場です。現場でのコミュニケーションを見てもらうことで、ビジネスの全体像を掴んでもらいたいと考えています。

社員とインターン生の成長に、手応えを感じる代表エンピ氏。

インターン生の声

代表のアドバイスから学んだ「チームで成果を出す力」を将来の仕事に活かしたい

なぜこのインターンシップに参加しようと思いましたか?

(チョさん)私はバイオメディカル(※1)の専門学校に通っています。将来は日本で就職したいと考え、その準備のために「TRY in OSAKA!」への参加を決めました。インターンシップフェアでの説明会で特に印象に残ったのがユニバードでした。代表のエンピさんが「プログラム自体は大変だが、学校では得られない知識やスキルが身に付く」「私たちは全力で教えるつもりだ」と明るくエネルギッシュに語る姿から、強いリーダーシップと本気度を感じたのです。「このような人から学びたい」と思い、応募に至りました。

(ドゥックさん)私は大学で経済学を専攻しており、将来は日本で働きたいと考えています。そのために、日本の企業で求められるマナーやルールを理解したいと考え、インターンシップへの参加を決めました。ユニバードを選んだのは、私が志望している人材業界の企業であること、また、自分と同じように留学生として来日し、起業して社長になった代表のエンピさんのご経歴に刺激を受け、彼のもとで学びたいという思いもあったからです。
※1 人の体や病気の仕組みを、生物学・化学・工学なども使って理解し、診断・治療・予防に役立てる学問

代表から会社のビジョンや事業方針について直接説明を受け、真剣な表情で話を聞くインターン生の様子。

インターンシップで得られたことを教えてください。

(チョさん)最大の学びは、日本の職場におけるチームワークの考え方です。複数のインターン生の意見をまとめるのは想像以上に難しく、留学生向けアンケート作成の際には意見が大きく分かれ、悩む場面もありました。当初はインターン生全員が賛成した設問項目のみを採用しましたが、エンピさんから「全員が賛成する案は既存の事例が多く、新しさに欠けることもある」「反対意見の中にも価値のあるアイデアがあるはずなので、どう活かすかを考えることが大切だ」と助言をもらいました。この経験を通じて、一人ひとりの意見を尊重しながら、チームとして最適解を探していく姿勢が重視されていることを実感しました。将来はバイオメディカル分野で働く予定ですが、どの業界でもチームで成果を出す力は欠かせません。今回学んだ考え方を、将来の仕事でも活かしていきたいです。

(ドゥックさん)日本企業特有のマナーやルールに加え、チームとして効率的に議論を進める方法を学ぶことができたのは、大きな収穫でした。学校のグループワークでは、意見交換が表面的なまま終わってしまうことも多いのですが、今回のインターンシップでは率直に意見を出し合える空気感があり、その分、意見の食い違いも生まれました。しかし、「一度それぞれが持ち帰って考えを深め、改めて話し合う」といった、合意形成のプロセスを経験したことで、チームとして前に進むための方法を実感することができました。また、実務を通して人材業界への関心も一層高まり、将来この業界で働く際には、今回身につけたチーム意識を大切にしていきたいと考えています。

日本の職場で学んだ「チームで考え、決断する」働き方を体現したい、と語るインターン生2名。

本事業は、「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を活用して実施するものです。
大阪府「令和7年度 外国人留学生インターンシップ活用チャレンジ支援事業」は大阪府より株式会社パソナが受託、運営を行っております。

【お問合せ先】
大阪府「令和7年度 外国人留学生インターンシップ活用チャレンジ支援事業」運営事務局(株式会社パソナ)
住所:〒530-0001 大阪市北区梅田一丁目13番1号
メール:tryinternosaka@pasona.co.jp
電話:06-7636-6060(月~金 9:00~17:30) FAX:06-7636-6381
受託期間:令和8年3月31日まで